隣の市の市民温水プールに通っています。
8時半に閉まるのですが、受付は8時に終了するようです。
仕事を早めに切り上げても、7:45に着くのがやっと。
すると、受付の人から
「こちら、8時半で終了となりますけど、よろしいですか?」
と聞かれます。
受付の人は毎回違うのに、必ず聞かれます。
マニュアルなんでしょうかね。
でも、前に、おばさんが受付をだったとき、
「はい、かまいません」
と答えたら、
「じゃあ、チケットはいいから。そのまま入っちゃって下さい」
……って言ったの、あれはマニュアルなのか……?
まあ、文句を言う筋合いじゃないですが。
8時半に閉まるとはいえ、プールからは15分にあがらないとならないので、実質的には泳げる時間は30分たらずです。
とはいえ、有酸素運動15分以上を目標にしているので、まあ十分か……と、思っていたんですが。
考えてみると、100mごとに休憩をとっているわけで、その時間は15分の有酸素運動には含まれません。もちろん。
となると、全力で泳いだ時の速度を先に測っておいて、それを元に距離数で目標を定めないと、運動した時間を15分以上確保したことにならないんじゃ。
で、100m泳いで時間を測ってみたわけですが、思ったより速かったのはともかくとして(速いと目標が高くなるからつらいんですが)。
こっちは全力でばちゃばちゃやっているのに、となりのコースを悠々と泳いでいくおばさんにあっさり抜かれてしまいました。
……まあ、運動量を確保するのが目標だから、速くなくても別にいいんですけど……。
ちょっと悲しい気分。
フォームが悪いんだろうなあ。
いろんな人が泳いでいるけど、水泳帽とゴーグルのせいであんまり顔立ちなんかはわからないわけで。
私の周囲の人は、私の顔をしばしば見ているかも知れませんが。
というのも、私の使っているゴーグルは、プール通いを始めた時に買った、曇り止めゴーグルです。
でも、ものの数回で曇り止めの効果が無くなってしまったので、曇りを取るためにたびたび外すのです。
……っていうかどうなんだそれ。
泳ぎながら、なんか精悍な顔立ちの外国人がいるなあ、と思っていて、更衣室で見たら頭がつるつるで印象が違ったり。
髪を染めてワックスでばりばりに逆立てたお兄さんたちがいたり。
あんたら泳ぎ終わってすぐその髪型作ったのかよ。
自分が秋葉系なのでついついそういう人には警戒してしまうんですが。
なんとなく会話を聞いていたら、
「ゆうべ『火垂るの墓』見た?」
「いや、途中までしか見れなかった」
「おばちゃんが意地悪になるところは?」
「そこは見られなかったなあ」
「すげえかわいそうなんだよー」
……いい人かも。
あと、
「おとーさーん、ぱんつがなーい」
「ええー?」
親子連れとか。
……ところで、そのお子さんの背中の日焼けあと、スクール水着みたいなんですが……。
女の子でした。
……いや、本人が恥ずかしがらないから、ってことかもしれないんですけど。
羞恥心て、文化的・後天的要素も大きいと思うんですよ。
だから、「これは恥ずかしいことなんだよ」って教えてやるのは大人の責任じゃないかな、と。
つまり、パンツがなきゃタオルを巻け、と。
ええと。
自分自身に、教育書を読むことを課しているんですが、なかなか果たせず。
一方で、わりとプールは行くんです。
プールに行く方が本を読むよりずっと大変なのに。
たぶん、本を読める環境では他にもできることがいろいろあって、気が散ってしまうのではないかと。
そこで、プールに本を持って行って、プールから出た後、ロビーで読むことにしました。
……頭に入らない。
周囲がうるさいわけでも何でもないんですが。
心臓がばくばく言っている状況では、落ち着いて本に集中するのは難しい、と知りました。
体育の後の算数とか、気をつけないとなあ。
先日、泳いでいる時、突然放送が入りました。
「虚実90、ぺ-1234のお車でおいでの方、いらっしゃいましたら受付までお越し下さい」
はて?
4桁の部分は合ってるけど、その前の部分は覚えてないな。
偶然かな?
……としばらく本気で考えてしまう自分はそうとう脳が煮えていると思います。
他人の車と4桁の数字が偶然一致する確率は一万分の一だろうが。
ひょっとしてヘッドライトをつけっぱなしにでもしてしまったのか、と思いましたが、それならそうと言うはずです。
理由を言わずに「受付に来い」とは……。
この時点で嫌な予感がしました。
以前にも、ゲームショップに車を停める時、うっかりサイドブレーキを引き忘れてしまい。
駐車場が傾斜していたものだから、車がずるずると動きだして、裏手の路地をふさいでしまい、呼び出されたことがあったのです。
プールの駐車場は、路地に面してはいませんが。
車の前方少し先はブロック塀、すぐ後ろは別の車です。
シャワーを浴びるどころか上着もなにも置いてひとまずズボンとシャツだけ着て、受付に走りました。
すると、
「室内灯がついているという連絡があったので……」
だったらそう言え!
時間がないのに!
「ああ、まったくもう!」
思わず叫んでしまいましたが。
一応室内灯を消して戻ると、
「あと時間少ししかないんですが、もう一度入りますか?」
「構いませんか? なにしろまだ来たばっかりだったんで」
ただでさえ短い利用時間をさらにロス。
駐車場までの往復で全力疾走したからまあいいか?
一応、あがってからもう一度受付にお礼を言いに行きましたが。
いつなんどき、受付の人と子どもを通じて関わりができるかわかりませんし。*1
教訓:サイドブレーキはちゃんと引け
放送で呼び出してくれたのが、チケットをおまけしてくれたおばさんだったので、文句も言えないですよ。